那須:八幡つつじ園と平成の森


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:森に親しむ野外講座活動分野:自主事業
開催日時:2024年10月25日(金)7:00~18:10活動種類:その他
開催場所:栃木県(那須町)   受講者:20名

活動概要

出発の時は少雨模様でしたが、那須に近づくにつれて晴れ間ものぞくようになり、これで企画は半分成功と主催者としては胸をなでおろします。残りの半分を左右する紅葉はギリギリ合格という所でした。
八幡つつじ園では、大人の丈の2倍は有ろうかというほどのサラサドウダンの大木が見頃をむかえ、自然に育つとこんなに大きくなるんだね、と思わず歓声が上がりました。遅れていたカエデも色づいてきており、オオモミジ、ウリハダカエデ、コミネカエデ、コハウチワカエデなどが目を引きます。ガマズミの赤い実がひときわ美しく、大木に育ったマユミは頭上を覆うばかりにピンク色の実をぶら下げていました。今回の一番の見どころつつじ吊り橋からは、丁度雲が切れ茶臼岳、朝日岳も望め、山頂から眼下まで雄大に広がる渓谷の紅葉を楽しむことが出来ました。
昼食後那須平成の森へ移動。御用邸として開かれてからほぼ100年、その間人手が入らず保護されてきた森は、この地域の土壌や気候条件を素直に反映した植生になっています。
ツツジの仲間やコアジサイ、ミヤコザサを下層植生として、カエデ類やオオカメノキが中間層、その中にミズナラやヤマザクラなどの落葉樹の高木が点在する明るい森です。参加者の皆様はゆっくりと散策しながら、足元の赤い落ち葉やドングリを拾ったり、まだら模様のリョウブの樹肌に触れてみたりと、思い思いに秋の森を楽しんで頂きました。


チーフ講師:安武 弘幸、アシスタント講師:植村、長岡、片山


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