首掛けイチョウと桜田門~和魂洋才!日比谷公園とっておきの話~


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:緑を楽しむ講座 柏活動分野:自主事業
開催日時:2024年10月27日(日)10:00~14:00活動種類:その他
開催場所:日比谷公園(東京都千代田区)受講者:24名

活動概要

日比谷公園は、明治36年に開園した日本初の西洋風公園です。
「和魂洋才」とは、明治時代の日本人が西洋の文化を取り入れる際の心構え。西洋式を全て真似るのではなく、日本の良いところも活かそうとする心意気です。
さわやかな秋晴れの下、「大噴水」の前から、講座を開始しました。
まずは、江戸城の名残り「日比谷見付跡」と「心字池」を巡り、その後バラやキミガヨラン、オキナヤシ等がある「第一花壇」へ。和風と洋風の融合を体感しました。

開講時のご説明
日比谷見付跡
第一花壇


公園のシンボルは「首賭けイチョウ」・・・開園当初、公園近くにあった伐採寸前の大木の移植という難事業を、日比谷公園の生みの親である林学士の本多静六博士が周囲の反対を押切り、「私の首を賭けてでも成し遂げる!」として救ったイチョウです。現在は公園内随一の高さと太さを誇るまでに成長した姿を感動を持って見上げました。

首賭けイチョウ!


昼食後は、「雲形池」周辺のイタヤカエデ、シナマンサク、ニシキギ等を愛でながら「草地広場」「三笠山」へ向かい、ムクロジ、ミツデカエデ、ピンオーク(アメリカガシワ)なども観察しました。
最後は、公園の「祝田門」を出て皇居を訪れ「桜田門」まで散策して終了です。参加者からは、「歴史も植物もとても興味深かった」「身近な公園なのに、オドロキや発見があり感動!」などの声が聞こえ、満足げな笑顔も多くみられました。

色づき初めのハナミズキ
雲形池の鶴の噴水
三笠山のストローブマツ
桜田門で閉講のご挨拶


チーフ講師:田中靖  アシスタント講師:湯原晋悟 スタッフ:加藤  風見 板倉 羽根 高橋  


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