地域部会(中央部会) 月例部会


NPO法人千葉県森林インストラクター会
講座名:地域部会(中央部会)月例部会
開催日時:2024年10月6日(日) 9:30~14:30
開催場所:山武郡芝山町 山中古道   FIC会員:11名

活動概要

酷暑の夏はお休みをして、6月以来4か月ぶりの例会となりました。
駐車場から歩き出すと季節の香りがお出迎え。ギンナンが黄色の実を大量に落としています。少し歩くと別の香りが。またまた黄色。通路一面染めているのは、キンモクセイです。トチノキやイチョウも色づきが始まっています。ちゃんと秋に向かっています。

シロヨメナ。ここでは他の野菊は確認できませんでした。
キッコウハグマ。蕾をあげていましたが、閉鎖花の可能性も。

今回のコース山中古道は、古くから生活道路として使っていた低い山の稜線沿いの小径。地域の皆さんが整備してくださっている歩きやすいコースです。スギ林の中ではキッコウハグマが蕾をあげていました。

コナラなどの落葉樹の見えるエリアでは、萌芽更新のコナラが見られ、薪炭林として使われてきた様子がうかがわれます。
畑エリアでは、ブルーベリーが多く栽培されていました。暑さで開花の遅れていたヒガンバナやヤマハギが見頃です。種を作らないヒガンバナがどのようにエリアを広げてきたのか。みんなの断片的な知識が集ります。

彼岸に間に合わなかったヒガンバナ。見渡す畑地に赤いヒガンバナの道が。
オオアオイトトンボ。Tさんがさっと捕まえてくださいました。

春先の花の時期ではよく見かける植物も実をつける姿に「ナルコユリじゃなくて、ワニグチソウじゃなくて、ホウチャクソウ!」シーズンオフ?の植物の名前はなかなか出てきません。昆虫に詳しいメンバーの参加で昆虫にも目が注がれます。多くのイトトンボやシジミチョウ、バッタ、またキノコ類も見ることができました。

ウラナミシジミ。交尾中。
サトクダマキモドキ。クツワムシに似ています。
林の中に突如現れた淡いレモン色の繊細なキノコ。キツネノハナガサ?
誰の足あとか、この爪からするとハクビシンか?

観察会終了後、隣接する芝山町立はにわ博物館、芝山仁王尊にもお参りすることができました。

奈良時代創建と伝えられる芝山仁王尊にもお参りしました。
背後に写りこんでいる謎の人物は、、巨大埴輪の前で集合写真。

FIC会員:稲岡、小高、植沢、植村、菅井、高野、長嶺、西村、望月、矢野、宮崎


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