紅葉彩る房総低山巡り&大多喜ハーブガーデンで香りに癒やされるひととき


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:森に親しむ野外講座活動分野:自主事業
開催日時:2024年12月13日(金)7:30~16:30活動種類:その他
開催場所: 中野七面山、三条大塚山、大多喜ハーブガーデン(大多喜町)  受講者:18名

活動概要

お天気の心配がありましたが、晴れ間がときおり顔をのぞかせ、気持ちのいい一日となりました。                                           車内では、大多喜町を起点とする近世の街道、街道を通って搬出されたこの地域の薪や炭と、それをささえた筒森御林(つつもりおはやし)、また民話の里たる所以である古くからの伝説、万葉歌人とのかかわりなどを説明しました。ひなびた、しかしながら小さくてかわいい上総中野駅に到着後、中野七面山を目指します。この地区の方が参加者の皆さんにと、観光マップとチーバ君の折り紙を人数分用意してくださいました。心温まる歓迎です。 
中野七面山まではお寺の境内を通りますが、山門までの階段は地元から切り出した石をつかっており、紅葉したイロハモミジが石段を覆う様子は、房総の秋の深まりを実感します。
道すがら、センボンヤリやリュウノウギク、シロヨメナなどの野菊を観察しました。崩壊地(ギャップ)には、カラスザンショウやアカメガシワの黄葉が目立ちます。山頂では、中野の町並みが一望できます。これから登る三条大塚山や、石尊山の電波塔もはるか遠くに見えました。                                                                中野七面山から下山後、すぐに三条大塚山へ移動、二座目を目指します。コモチシダが子を持っていたり、オオキンカメムシがひなたぼっこしていたり、アブラギリの蜜腺を探してみたり、皆さん会話がはずみながら、170段ある階段もなんのその、あっという間に山頂についてしまいました。山頂は千葉の眺望100選に入るほどで、360度の房総の山並みが見えます。御所塚山や大福山、うっすらと富士山も見えました。最後に、大多喜ハーブガーデンに寄り、西洋ハーブの植栽や、ランチを楽しみ、帰路につきました。                                      千葉の山歩きの良さを実感しました、との感想も多くいただき、千葉県の自然を体感した一日となりました。                                                 


チーフ講師:齊藤美穂子、アシスタント講師:片山、長岡、村山


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