| NPO 法人千葉県森林インストラクター会 | |
|---|---|
| 事業区分:受託事業部 | 活動分野:受託事業(本部扱い) |
| 開催日時:2025年11月15日(土)10:00~12:00 | 活動種類:その他 |
| 開催場所:21世紀の森と広場(松戸市) | 受講者:9名 |
活動概要
秋晴れとなり、風も心地よく絶好の森林浴日和となりました。
パークセンター前にて参加者の皆様に五感の活用による森林浴の効果につき簡単にレクチャーし、その後園内散策を始めました。足裏で地面の起伏の感触を感じてもらい、ちょうど開花時期を迎えたヒイラギの甘い花の香りを嗅ぎ、足元のチドメグサの葉の効能を説明しました。秋の七草エリアで遅咲きのキキョウの花を鑑賞し、ムクロジの果実を拾って触り、クズやネムノキの毛の生えた果実の手触りを楽しみます。イヌマキの生垣では雌株についた二色の果実を皆さんで味わいました。園内を流れる小川の畔で両手で耳を覆うと前方の音がはっきりと聞こえることを実演し皆さんにも体験してもらいました。園路沿いの紅葉を楽しみ、カツラの木の下で甘い香りの落葉の匂いを嗅いでもらいます。カラメル、綿あめなど皆様の感想も様々です。その後ナツツバキ(つるつるの樹皮:ひんやり)とクスノキ(コルク層の樹皮:暖かい)を交互に触ってもらい感想をお聞きしました。クスノキはつんとくる葉の匂いも嗅いでもらい樟脳の原料であることを解説しました。
自然界の「ゆらぎ」と私たちの体の「ゆらぎ」の関係性について解説し、ユリノキの大木のエリアで各自に気に入った樹に手で触れたりハグをしてもらい「ゆらぎ」を体感してもらいました。広場の中央で360度の紅葉景観を楽しみ、1分間目をつぶって聴覚に集中する体験をしてもらいました。
丘の上の森に入り、針葉樹のエリアでヒノキとスギの葉の匂いを嗅いでもらい、揮発性成分であるフィトンチッドの鎮静と覚醒効果を体感していただきました。
縄文の森では深呼吸(腹式呼吸)体験を実施し、最後に自分の好きな場所で10分間寝ころんでいただき、木の葉の揺れ、鳥のさえずり、風の感触等をじっくりと感じていただきました。
日頃このような体験をあまりされていない皆様にとってはよいリフレッシュの機会になったことと思います。









講師:海野 直樹 アシスタント:三輪 奈々枝
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