NPO 法人千葉県森林インストラクター会 | |
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事業区分: ステップアップ講座 | 活動分野: 自主活動 |
開催日時: 2025年6月26日(木)18:45~20:00 | 活動種類: その他 |
開催場所: 船橋市中央公民館(船橋市) | 受講者: 6名 |
活動概要
講師紹介
今回の講師は大中和茂さん。
2024年1月に千葉県森林インストラクター会に入会。
今回、千葉市の里山地区で続けられてきた森林保全活動について講義をいただいた。
「ちば森づくりの会」とは
千葉市では、森林面積が市域面積の17%を占め、豊かな自然が残っている。特に緑の多い地域を里山地区として、官民共に自然環境の保全に努めてきている。この活動を支えてきているのが、大中さんがボランティアとして活躍してきた特定非営利活動法人「ちば森づくりの会」である。また、所有者さんだけでは管理できない民有林も活動対象としている。
「ちば森づくりの会」での活動紹介
①森の世話…林内整備、植栽、下刈り、枝打ち、除間伐(光を入れ健康な森にする)
②森と人とを繋ぐ活動…発生材利活用(ベンチ野外用椅子テーブルセット等を市内の公園へ設置)、ボランティア技術研修会、里山観察会、外部イベント出展 など 多岐にわたる。
森林作業での注意点
刈払機作業中の事故危険防止方法について、今までの経験を生かして、特に丁寧に話していただいた。
刈込機を使用する作業では、[右から左へ刈る][他者と離れて作業する][歯の前方左3分の1を当てて刈る…キックバック制御不能な動き防止]等
他に、ハチの危険と対策(個人用エピペン)、ツタウルシの特徴(三出葉の中央の葉が大きい)と危険(かぶれる)、熱中症対策も大切とのことであった。
森林資源の循環・森林の二酸化炭素吸収のメカニズム・針葉樹の育て方
森林保全の意義と活動している千葉市の森にいる貴重な生物を紹介(オオムラサキ、ルリビタキ、タマムシ、キンラン、カザグルマ)

受講者からの声
「刈払機は、右から左へのみ刈取りを行った方が安全のためによいとのこと、ぜひ、そのように自分もしようと思います。」「ボランティア活動に事故は禁物と肝に銘じました。」「将来の気温上昇のことを考え、北限の樹種も植林時に選んでおくと役に立つかもしれないと思うので、具体的な樹種を勉強していきたく思います。」「森と自らの健康のためにというスローガンが印象的でした。」など様々な話が展開された。











講師 (大中 和茂)
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