佐倉城址公園と「くらしの植物苑」~城址の歴史と植物を楽しもう~


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:緑を楽しむ講座 習志野活動分野:自主事業
開催日時:2025年6月8日(日)10:00~14:40活動種類:その他
開催場所:佐倉城址公園(佐倉市)受講者:28名

活動概要

国立歴史民俗博物館を有する佐倉城址公園は、巨木が多く緑豊かな公園です。日本100名城にも選ばれており、明治から昭和初期にかけては陸軍の連隊がおかれたこともあって、城と陸軍の遺構が残るという珍しい城址です。本講座では、城址の歴史や植物の面白さに触れながら、初夏の緑蔭散策を楽しんでいただきました。
公園内では、ケンポナシ、ヒマラヤシーダー、アスナロ、サワラ、ヒノキ、モッコク、数種のサトザクラ、クマノミズキ、テイカカズラ、アカメガシワ、ムクノキ、エノキ、オニグルミ、センダンなどの樹木を観察しました。

ケンポナシの葉
ヒノキの気孔帯を観る
クマノミズキ
角馬出し(かくうまだし)跡
クロバナロウバイ
ナツロウバイ
アサザ

歴博の「くらしの植物苑」は、古代から人の暮らしに役立ってきた植物を[食べる][治す][染める][織る・漉く][塗る・燃やす][道具をつくる]の6つのエリアに分けて植栽してあり、植物と人の関わりを学ぶことができます。オオバギボウシ、クロバナロウバイ、ナツロウバイ、シナノキ、アサザ、ベニコウホネ、ショウブ、バショウ、クララ、ベニバナなどの花、園芸品種では「伊勢なでしこ」を観ることができました。

「くらしの植物苑」のあとは城址公園内の菖蒲園で、ハナショウブの園芸の歴史や花の構造について解説しました。江戸時代、おそらく世界一であった日本の園芸文化に思いをはせながら、色とりどりのハナショウブを鑑賞していただきました。

ヒノキの浅間神社跡・富士塚
バショウの花を観察
クララ
ハナショウブの構造を観察
ベニコウホネ
園芸品種 伊勢ナデシコ
ハナショウブ

チーフ講師:鈴木 晴美 アシスタント講師:西村 安正


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