お江戸の玄関・品川宿を訪ねる


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:緑を楽しむ講座 柏活動分野:自主事業
開催日時:2025年5月31日(土)10:00~13:00活動種類:その他
開催場所:東京都品川区   受講者:35名

活動概要

天気予報がコロコロ変わり開催が危ぶまれる中、少雨決行となりました。江戸時代の東海道の最初の宿場町として賑わった品川の歴史に触れながら、植物を観察するという企画です。浮世絵や古地図をご覧頂きながら江戸時代の品川の街の様子や特徴を説明した後、それらの場所へ歩き始めました。最初の植物観察は御殿山庭園です。江戸時代に桜が植えられ花見の名所になった所で今も桜が植えられています。しかし幕末には江戸湾(東京湾)の海防の為、海の中に設置する数カ所の台場(砲台)建設の土を取るため大きく削られました。現在はその一部が池や滝もある緑の公園となっておりハンゲショウ、ミズキ、ビョウヤナギ、アジサイ等が確認できました。

御殿山庭園 アジサイ
御殿山庭園 池
御殿山庭園 滝
御殿山庭園 ビョウヤナギ

次は品川に迷い込んだ鯨を見ようと江戸っ子が大騒ぎした鯨の頭が埋められているという鯨塚やお台場の一つ御殿山下の跡等に立ち寄りました。法禅寺では品川区指定天然記念物になっている樹齢400年のイチョウを見学し、歴史の授業でも習った天保の大飢饉で地方から江戸を目指しながらもこの付近で亡くなった流民の供養塔にお参りしました。品川神社では昇り龍、降り龍(おりりゅう)が巻き付いた鳥居に感心しきり、社殿の裏に回ると板垣退助のお墓と有名な言葉を刻んだ碑があり、皆様から「こんなところにあるなんて知らなかったわ」との声があがりました。ところが雨がさらに強くなるとの予報が出たため、お客様の了解を得て残念ながらここで中止となってしまいました。

くじら塚
法禅寺 供養塔
品川神社 鳥居
品川神社 板垣退助

チーフ講師:西元生、アシスタント講師:板倉完二、風見信昭


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