みどりの教室 ~森の案内人をめざして~


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:受託事業部活動分野:受託事業(本部扱い)
開催日時:2025年5月20日 9:30~14:30活動種類:その他
開催場所:県内:幕張駅~房総往還~大須賀山~三代王神社~花見川千本桜公園(千葉市) 受講者:18名
主催者:千葉市都市緑化植物園

活動概要

今回のテーマは 「海と森の関わりを知る—- 千葉市に残された海の記憶を辿る」でした。千葉市は、日本の都市の中でも特に海との関わりが深い地域で、有史以前から人々の生活に海が深い関わりを持っていました。且つ自然の植生も、潮風に強く海岸近くに多い樹木からなる森が存在していました。しかし戦後に行われた千葉市東京湾岸の大規模な埋め立て工事と、近年の自然災害(大雪、台風)によりその面影がかなり失われつつあります。
 幕張駅から江戸時代に開設された房総往還(船橋~館山まで続く街道)を辿り、タブノキとヤブニッケイ主体の海岸林(大須賀山)へ、更に少し内陸に位置する森(三代王神社:高木はスダジイ、タブノキ、ヤブニッケイ、ツバキ、ケヤキ等)とを比較し、わずかな海岸からの距離差と標高差、更に自然災害が如何に森の植生を変化させつつあるかを観察しました。
午後は、花見川に接する公園での様々な植物(各種サクラ、カシ、シイ、クワ等々)を観察し識別のポイント等を学びました。

房総往還道路から大須賀山を望む
大須賀山の馬加康胤(まくわりやすたね)首塚
大須賀山随一のタブノキ巨木
タブノキ巨木の観察
タブノキの花 (両性花:雌性期→雄性期に移行)
三代王神社
三代王神社のスダジイ巨木
花見川千本桜緑地公園での樹木観察

チーフ講師:稲岡 一義、アシスタント講師:高橋 和枝


本サイトの記事・画像等の無断転載は禁じます。 (作成:稲岡 一義)ver.2024


PAGE TOP