健康と癒しの森歩き


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:受託事業部活動分野:受託事業(本部扱い)
開催日時:2025年5月14日(水)10:00~12:00活動種類:その他
開催場所:21世紀の森と広場(松戸市)受講者:14名

活動概要

曇りがちでしたが、時折晴れ間ものぞき風も心地よく絶好の森林浴日和となりました。
パークセンター前にて参加者の皆様に五感の活用による森林浴の効果につき簡単にレクチャーし、その後園内散策を始めました。足裏で地面の起伏の感触を感じてもらい、チガヤの果実の穂、ヒイラギの葉のトゲ、ミズキの葉の柔らかさ等、手で触ってもらい感触の違いを感じてもらいます。また、ナツツバキ(つるつるの樹皮:ひんやり)とクスノキ(コルク層の樹皮:暖かい)を交互に触ってもらい感想をお聞きしました。クスノキはつんとくる葉の匂いも嗅いでもらい樟脳の原料であることを解説しました。
自然界の「ゆらぎ」と私たちの体の「ゆらぎ」の関係性について解説し、ユリノキの大木のエリアで各自が気に入った樹に触れて「ゆらぎ」を体感してもらいました。小川のそばでは両手を耳の後ろに添えることにより水音をはっきりと聞くことができることを説明し、体験していただきました。
丘の上の森に入ると少しひんやりとします。これは樹の葉による蒸散作用により周囲より気温が抑えられることであることを説明しました。
針葉樹のエリアではヒノキとスギの葉の匂いを嗅いでもらい、揮発性成分であるフィトンチッドの鎮静と覚醒効果を体感していただきました。
最後に縄文の森の好きな場所で10分間寝ころんでいただき、木の葉の揺れ、鳥のさえずり、風の感触等をじっくりと感じていただきました。
日頃このような体験をあまりされていない皆様にとってはよいリフレッシュの機会になったことと思います。

ゆらぎの説明
チガヤの感触
ヒイラギの葉
樹木と触れてゆらぎ体験
音の聴き方
東屋で休憩
丘からの眺望
寝ころび体験

チーフ講師:海野 直樹、業務スタッフ:長岡 篤


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