東京大学・根津神社~歴史と文化を訪ね初夏のキャンパスを歩く


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:緑を楽しむ講座 習志野活動分野:自主事業
開催日時:2025年4月19日(土)10:00~14:00活動種類:その他
開催場所:東京大学本郷キャンパス~根津神社(東京都文京区)   受講者:30名

活動概要

明治10年に創立された東京大学は加賀藩上屋敷跡地に建ち、江戸時代の赤門、明治時代の正門、そして関東大震災からの復興を指揮した第14代総長内田祥三の設計による「内田ゴシック」と呼ばれる建物群など、多くの見所があります。また、東大のシンボルともいえるイチョウをはじめ、ケヤキ、クスノキなど樹齢100年を超える木々が美しい景観をつくっています。今回の講座では植物の観察に加えて、本郷台地と東京大学の歴史をたどる遺跡や建築の見学をテーマにしました。

「赤門」前に集合後、班ごとに入構。理学部2号館(生物学専攻)に植えられた緑のバラなど珍しい植物を観察。懐徳館庭園を経て、医学部エリアへ。医学の父の名を冠した「ヒポクラテスの木」はギリシャのコス島から贈られたスズカケノキ。医学部の礎を築いたベルツ・スクリバ両博士の胸像や解剖台の顕彰碑を見学。  

加賀藩の遺構「赤門」に集合
珍しい緑のバラ
ヒポクラテスの木
ベルツ・スクリバの像


美しいアーチや尖塔、スクラッチタイルが特徴的な「内田ゴシック」の建築群を見学。正門から安田講堂へのイチョウ並木は明治の末に植えられたもので東大のシンボル的景観をつくる。  

内田ゴシックの総合図書館で給水タイム
アカンサス装飾の見られる回廊
安田講堂へのイチョウ並木


クスノキの大樹を従えた、安田講堂周辺で昼食。午後は弥生の町名の由来となった「向岡記碑」、「弥生式土器発見の碑」などを訪ねたのち、「つつじ祭り」で賑わう「根津神社」へ。
季節外れの暑さでしたが、新緑のキャンパスには薫風が吹き渡り、体調を崩される方もなく、存分に楽しんでいただくことができました。

安田講堂
小柴昌俊教授ノーベル賞記念のカイノキ
弥生(式)土器発見の碑
賑わう根津神社

チーフ講師:坂本玲子、アシスタント講師:森池正典 金井康郎


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