NPO 法人千葉県森林インストラクター会 | |
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事業区分:緑を楽しむ講座 習志野 | 活動分野:自主事業 |
開催日時:2025年3月23日(日)10:00~14:00 | 活動種類:その他 |
開催場所:浅間神社、愛新覚羅溥傑仮寓、旧神谷伝兵衛別荘(千葉市稲毛区) | 受講者:17名 |
活動概要
2024年後期最後の講座は、初夏を思わせる好天に恵まれました。1187年に小仲台より移築、その後源頼朝、千葉氏にも関係深い稲毛浅間神社境内の春の装いを楽しんだあと、中国清朝のラストエンペラー愛新覚羅溥儀実弟の溥傑と妻・浩が昭和12年に半年ほど居を構えた「千葉市ゆかりの家いなげ」、日本のワイン王と言われた明治時代の実業家神谷伝兵衛が大正7年に建てた「旧神谷伝兵衛稲毛別荘」を見学しました。全国でも珍しい稲毛公園の「根上がりの松」、昭和36年以前国道14号から先は海だったこと、風光明媚で東日本の須磨とも言われ、著名人の別荘が多く富士山がよく見えたことなど、昔の稲毛の浜の面影などを偲びました。
【稲毛浅間神社】
境内には神事に関わる樹木(サカキ、ヒサカキ、ナギ)、魂を招くと言われる樹木(オガタマノキ、カラタネオガタマ)、咲き始めている花(各種桜、ミヤマガンショウ、タイワンツバキ)の姿を愛でることができました。




【千葉市ゆかりの家いなげ、旧神谷伝兵衛稲毛別荘】
明治時代中期以降、稲毛は、海岸線の松林を中心に別荘や別邸が立てられました。千葉市ゆかりの家いなげは稲毛の歴史を伝える貴重な和風別荘です。旧神谷伝兵衛稲毛別荘は全国でも希少な初期の鉄筋コンクリート製で関東大震災でも崩れませんでした。常駐している職員の方から簡単な説明があり、きれいに管理された建物内部と暖かな庭園の草木を楽しみました。




【稲毛公園】
見所は、海風で内陸側に傾いた松の幹と日本でも珍しい「根上がりの松」、濃い桃色のカンヒザクラ。




チーフ講師:松島 学、アシスタント講師:瀬山 陽一
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