清和県民の森 早春の里山自然観察会


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:地域部会(南総部会)活動分野:受託事業(地域部会)
開催日時:2025年3月22日(土)9:30~14:00活動種類:その他
開催場所:清和県民の森(君津市)受講者:2名

活動概要

清和県民の森区域内の三島ダム湖畔に集合して、由緒深い三島神社、「波の伊八」作品を所蔵する宝性寺、崖の中の山王神社を周遊する約4㎞のコースを散策しました。
気づきのきっかけづくりとして「フィールドビンゴ」を取り入れました。また、記載内容は全て違う組合せで用意しました。集合場所の広場では開花前のロゼットなどが観察され、早速ビンゴの、五感による該当項目に丸をつけていただきました。広場の片隅のヤブツバキは花がまさに満開状態で、メジロとの関係の説明に加えて、花の蜜を味わう方法を体験していただいたところ、たいへん好評でした。

「フィールドビンゴ」用紙
集合場所の広場にてロゼットなどの観察。
満開のヤブツバキの花。

三島神社までの散策では、ヒサカキやキブシの開花が確認され、ヒサカキの花の香りに関しては自由に感想を述べ合いました。

ヒサカキ開花。
キブシ開花。
三島神社。

神社境内では、ヒガンマムシグサが確認されるとともに、県内では貴重種で隔離分布とされているアサダなどを観察しました。
昼食場所とした宝性寺では、ご住職の計らいで本堂内で休憩させていただくとともに、所蔵されている「波の伊八」の作品についてご説明をいただきました。
終了予定時刻まで余裕があったため、三島ダム湖の一角の崖の中に建てられた山王神社を訪ねて、崖の中に建てられた理由や歴史に思いを馳せました。
最後に参加者に一言づつお願いしたところ、早春の開花前の野草の様子や生活が理解できた、新しい知識とともに自然のしくみを理解できた、などといった感想をいただくことができました。

ヒガンマムシグサ開花。
アサダなど観察。
宝性寺。
山王神社。

チーフ講師:望月 力智 アシスタント講師:神子 秀男、福村 秀俊、清和県民の森職員1名


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