地域部会(中央部会) 月例部会3月


NPO 法人千葉県森林インストラクター会
事業区分:千葉中央部会活動分野:自主活動 ※研鑽等(地域部会)
開催日時:2025年3月2日(日)10:00~14:00活動種類:その他
開催場所:匝瑳市飯高寺周辺受講者:10名

活動概要

二か月ぶりに再開の中央部会、今回は千葉県北東部に位置する匝瑳市での開催です。ここでは中央部会や、以前野外講座でもバスを仕立てて観察会を行ったと聞いています。
今回は、飯高寺(はんこうじ)講堂まではガイドの方の案内で回り、その後中央部会参加者だけで歩くという形をとりました。
飯高寺は日蓮宗の僧侶の学問所、飯高檀林(いいだかだんりん)跡として有名です。ガイドの方に要所要所で説明をしていただき、家康の側室のお万の方の影響力の強さを知らされます。また日蓮宗の学問所としてその格式の高さを教えていただきました。お万の方が紀伊徳川の藩祖頼宣の生母であることから、境内の巨木のスギは熊野からもって来たとされ樹齢400年以上と言われています。
ガイドの方と分かれてから隣接する天神の森に移動します。朝ドラの「らんまん」で牧野少年が天狗様に出会ったシーンのロケに使用されたスダジイの巨木をはじめ、何本ものスダジイの巨木が空の空間を埋めています。昼食後は車で数分の移動で、安久山の椎の木を見ました。旧家の庭の一角にある樹齢1000年以上とされる巨木です。複数の木がまとまって生えているようにも見えました。脇の斜面を下り日本の里山100選にも入るエリアを歩きました。休耕田が広がり芦原ではアオジや、ウグイスの声、高い空ではオオタカ?の姿も見られました。ガマの穂を崩してモクモクと動く様子を楽しんだり、他人のお賽銭でちゃっかり神頼みをしたり、、いつものように楽しく学び多い時間を過ごすことができました。

飯高寺総門 国指定需要文化財 特別な方がお通りになる時のみ開門された。
廟所(びょうしょ)350代続いた歴代の学長の名前が彫られた記念碑
明治の学生発布により飯高檀林は立正大学に受け継がれる。
鐘楼。こちらも国指定重要文化財
講堂の前で集合写真。その大きさと美しさに圧倒される。国指定重要文化財
天神の森のスダジイの巨木。板根(状)の姿は圧巻。天狗様も現れそう。
当日は4月陽気。梅は満開。
安久山の大シイ、旧家の庭の一角に突如現れる。
ガマの穂。少し力を加えるとモクモクと大量の種が拡散します。
アオキの実。緑の葉に赤い実が映える。「そういえば最近アオキの虫コブみないね。」

参加者:稲岡、小高、植村、菅井、瀬山、西村、高橋(和)、望月、矢野、宮崎


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